例えば認知症を取り上げても、年々増加する患者数を見て、不安を感じずにはいられません。
ひとつの原因としては、「薬の飲みすぎ」があげられると考えています。
薬は本来、健康になるためのものなのに、飲みすぎることで大切な身体の機能を奪い、病気になるリスクを高めていることを、薬剤師として黙ってみているわけにはいかないと考えます。
そこで、正しい昔ながらの薬局調剤薬の伝承と普及を行う会を発足することにしました。
近年では学校で教えるところも少なくなってきた薬局製剤ですが、お客様の顔をみながら必要な生薬を調合して作る漢方のよさが認められ、病院の医師からも必要とされるようになってきています。正しい技術を使える薬剤師が増えることで、薬局にとっても不調でお悩みの方にとっても良い結果を生むことになります。
漢方製剤に興味をお持ちの薬剤師はぜひご加入下さい。
医師、鍼灸師他薬局製剤に興味を有する方も、ぜひご参加をお待ちしています。
1.古典及び歴代の技術に基づく漢方薬局製剤を伝承し、研究し、普及することを目的とします。
2.漢方のみなく一般薬の薬局製剤の教育及び研究。
3.漢方薬局製剤を指導するリーダーを養成する。
1.薬局製剤の研究及び技術開発
例)麻杏甘石湯の煎じ方法、中黄膏の製造方法、理中丸の製造方法、響声破笛丸の製造方法等について製造方法の検討・確立及び学術発表、学会誌報告。
2.薬局製剤の技術養成のため、研究会、技術実習等の諸事業
例)製剤実習会の主催と実施
3.国内外の学術団体との連携
例)日本東洋医学会、日本漢方協会、日本薬剤師会、漢方治療研究会における製剤実習の実施、学術発表、論文投稿など。
4.薬局製剤学会誌の発行
5.薬局製剤の将来を担う人材の育成
6.その他本会の目的達成に必要な事業
例)製丸器の製作販売など
薬局製剤学会 日本漢方協会 会員各位殿
平成27年度薬局製剤実習(第3回)のご案内
盛夏の候、会員の皆様いかがお過ごしでしょうか。
平成27年度、第3回目の薬局製剤分科会は、日本漢方協会学術大会の「香り」をテーマに香蘇散を計画いたしました。下記の要領で実施いたします。お忙しい折りですがご参加、協力いただきますようご案内いたします。 ご参加できる方は8月31日(月)までに下記の参加申し込み書にご記入の上、045-479-5700(八木)までFAXをお願いいたします。
記
日 時: 平成27年9月6日(日)午前10時~午後5時
場 所: いまい漢方薬局
住 所: 横浜市栄区小山台2-42-1 TEL:045-894-6330
交通:JR京浜東北根岸線 本郷台駅バス港南台駅行き約10分小菅谷橋下車目の前
港南台駅バス港本郷台行き約10分小菅谷橋下車徒歩3分
JR東海道線 戸塚駅バス見晴橋行き約15分見晴橋下車徒歩10分
内 容: 生薬修治(甘草-炙る)。
香蘇散の製造、蒸留、香蘇散エキスの蒸留
参 加 費: \6,000/回 (資料、生薬代等)
当日連絡先:090-4416-3316 (八木携帯)
お問い合わせフォームからご連絡下さい
尚、当日参加される方は、昼食、白衣、マスク、手ふき、スリッパ、筆記用具等をご持参下さい。